Journal

kunitachi house 3

国立で住宅のリノベーションが竣工しました。築40年以上になる鉄筋コンクリート(RC)造の住宅のフルリノベーションです。

古いRC造の持つ独特の存在感に合わせて、リビングの両開き窓をスチールで製作しました。網戸をすっきり納めたくて部屋内側に引き込み式にしています。

時間と共に変化する光がきれいでした。

国立ハウス3ではリビングの照明にドイツのビンテージ照明を使っています。京都のARUSEさんに相談して選んだ照明たち。
Lindnerの小ぶりなガラスカバーの照明は、ARUSEさんのアドバイスで調光式にしました。明るさを絞った時のほのかな光がすてきです。

tachikawa house 2

photo by Hirotaka Hashimoto

立川ハウス 2 をホームページにアップしました。

40代のご夫婦のための住宅です。
お互いに一人で過ごす時間も、共に過ごす時間もどちらも大事にしたいというのが大きなテーマでした。そういう考えに至った経緯や実際にどのように解決したのか、暮らしてみてどうだったか、を中心に紹介しています。

もうひとつ、色・素材も大事なテーマでした。
設計の最中、まだ何にも決まってない段階で「ダイニングの照明はこれ」とひらめき購入してしまったという深みのあるグリーンのペンダント照明。そこから想像を膨らませてインテリアや外観のカラーへと繋げてゆきました。迷った時はワクワクしたり見てみたいと思った方を選ぶ。そんなことがそれぞれのプロセスで起こり楽しい計画でした。

テキストは佐藤可奈子さん。撮影は橋本裕貴さん。今回も安定のおふたりに感謝です。

straight design lab | tachikawa house 2

straight design lab | tachikawa house 2

weekend at hanno house

秋晴れの天気のいい週末でした。
かねてから計画していた食事会に誘っていただき、飯能ハウスにおじゃましました。

かっこいい鉄製のグリルで焼いたソーセージや鶏肉・野菜をはじめとしたオーナーお手製の美味しいお料理の数々。それらを深い庇のあるテラスで楽しむ贅沢な時間でした。
テラスは4畳半ほどのスペースで、道路からの高低差と腰壁が適度な目隠しになっています。早起きのオーナーは朝に足湯を楽しむこともあるのだそう。遠くに山並みを眺めながらの朝のひとときは本当に気持ちがよさそうです。

竣工から3年少し経った飯能ハウス。
木製建具やテラスの木の色がいい色に経年変化し、植物が元気に成長してますます素敵なお庭になっていました。だけど「毎日リセットしている」というほど普段のお手入れがゆきとどいた建物はできたばかりの頃のよう。大事にしてもらって幸せな家ですね。

いつも明るく行動力のあるオーナーからたくさんパワーチャージしてもらい、リフレッシュした週末でした。

ome house

先日、青梅で進めていた住宅を引き渡しました。
築200年になる住宅の建て替え。既存の建物の煤で真っ黒になった立派な梁と柱を、新しい建物で一部利用しています。その他の古い構造材や建具も引き取られて再利用されるのだそう。

古いもの/新しいもののあり方について考えさせられるプロジェクトでした。

譲り受けた木材は、LDKの梁と柱に再利用しています。古民家(‥も嫌いではないのですが)に寄せすぎず軽やかにすっきりとまとめ、ガラスのパーティション・スチールの階段・オーナーがセレクトしたビンテージの照明などのディテールでその間を繋ぐようなイメージです。
古民家の改修や移築が得意な工務店に工事を請け負ってもらい、大工さんの手加工で丁寧に仕上げてもらいました。

ORIGEN

大阪で骨董・美術品を扱うORIGENのリノベーション。ようやく竣工しました。

印刷所の倉庫・事務所だったというシンプルな建物の、1階の一部をショールームのようなスペースに、使っていなかった3階を展示やイベントのためのスペースに改装しました。
天井の高い1階には高さ3mの大ぶりなスチールの建具を製作。オーナーが収集した古いガラスを嵌めています。ゆらゆらとした質感がたまりません。

古いものもモダンなものも受け入れられる懐の深い場所になりそうで、今後の展開が楽しみです。

1 2 3 4 5 6