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takanodai house

鷹の台ハウスをホームページにアップしました。

イラストレーターのよしいちひろさんのご自宅のリノベーションを担当させていただきました。
詳しくは本文を読んでいただきたいところですが、数年間の時間を経てようやく実現した計画でした。よしいさんにとっても私にとっても、その時ではなくて今がちょうどいいタイミングだったのかなという気がしています。

いつもと少し趣向を変えて、よしいさん本人によるエッセイをリクエストしました。素晴らしいテキストを寄稿していただいて、ラブレターをもらったような気分です。
撮影は浜村菜月さん 。鷹の台ハウスのインテリアと浜村さんのテイストがぴったりで、どうしてもお願いしたかったのでした。期待通りというか、その上をいく写真をありがとうございました!

竣工からもうすぐ一年になります。一見どこまでが既存でどこからがリノベーションなのかわからないほど馴染んでいて、それも嬉しいポイントです。よしいさんらしさ全開の心地よい空間を感じてもらえたらと思います。

「あの人のバッグ」 / 北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店さんの「あの人のバッグ」にて、バッグと中身とその周辺のことを紹介させていただきました。

あまりものに頓着しない性格なので、普段カバンに入っているものにも取り立ててこだわりはないのだけど、長年の試行錯誤によって少数精鋭の一軍選手のみになっていることに気がついたり、どうしてこれにしたんだっけ?と思い出す機会にもなりました。
良い企画に声をかけてありがとうございました!

思わぬ方向から飛んできたボールをうまくキャッチできたかどうかわかりませんが、よかったらのぞいてみてください。

【あの人のバッグ】シンプルで、ほのかな女性らしさ漂う。建築家のかばんの中身

egota flat

週末に、リノベーションで協力させていただいたマンションにおじゃました。お施主さんは私たち夫婦の古くからの友人でもあります。
竣工したのは3年前、ちょうどコロナ禍に明け暮れていた頃でした。それから偶然出会ったりメッセージをやり取りするたびに「いつか飲みましょう!」と言い続けていたらようやく実現した。

元々デザインに詳しいお施主さんが、リノベーションで刷新したリノリウム張りの床やモスグリーンに塗装した壁に合わせて選んだ家具たち。座り心地とデザイン共に申し分ないソファも、USMハラーのTVボードも、絶妙な色合いのカーテンも、見事に調和しているのはさすがです。

床の仕上げを変えたのはリノベーションの大きなポイントでした。
住みながらの工事だったり、そのまま利用したい造り付けの家具があったりして大掛かりな床の工事が難しかったので、厚み2.5mmのリノリウムを既存のフローリングに直張りすることにしました。細かい加工が必要だったので、500mm角のタイルタイプのダークグレーを選択。元々は明るい色味のフローリングだったので印象が一気に変わりました。

リノリウムは亜麻仁油など自然素材から作られた、環境に優しく古くからある材料です。そんなところもいいなあと思う理由です。

ご飯もワインも美味しいし外はいい天気だし、ご機嫌な午後でした。

chiba house

千葉で進めていた住宅が竣工して、雪の中の引き渡しでした。
リビングダイニングの先に、深い庇のある縁側のようなデッキテラスを作りました。この日は一面の雪だった庭に、春になったら木を植えたいね、何の木にしようか?と夢が広がります。
ちょうど一年前に結婚された若いご夫婦にとって、新居での暮らしが楽しく快適でありますように!

lever handle / takanodai house

BRUTUS 1000号の特集「人生最高のお買い物。」
よしいちひろさん @chocochop2 が、担当させていただいたリノベーションでアトリエのドアに使った、ルートヴィヒ・ビトゲンシュタインのレバーハンドルを選んでくれたのがとても嬉しい。

モダニズムの時代のインテリアをイメージして材料・ディテール・金物やなんかを選んでいます。きれいな緑色はよしいさんのチョイス。ドアの框とガラスを留めている押縁の色を変えたのもよしいさんのアイデア。その発想はなかったなと目から鱗でした。

レバーハンドルは1920年代にヴィトゲンシュタインがデザインしたのを復刻したもののようです。レバーハンドルひとつでモダニズム度がぐんとアップしますよね。

ブルータスではまるまる1ページがレバーハンドルという贅沢なレイアウトでしたが、他にも紹介したいところがたくさんあります。ただいま準備中ですのでどうぞお楽しみに!

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