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kunitachi house 3

国立ハウス 3 をworksにアップしました。

RC(鉄筋コンクリート)造の古い一軒家を内外フルリノベーションしたプロジェクトです。
新築にしようかリノベーションにしようかとお悩み中の時にご相談を受けました。現地調査に訪れた時に、既存の建物のてらいのない佇まいが良くて「残せたらいいな」と感じたのが印象に残っています。

リノベーションで進めようと方針が決まると、現地調査には構造事務所と工務店に立ち会ってもらって一部仕上げを剥がして構造体を確認し、解体後に再度全体をチェックをして慎重に計画を進めました。躯体の補強、断熱補強、開口部を交換して今の性能基準に適合する住環境を目指しました。その上で、ただまっさらにするのではなく古い建物の持つ独特の雰囲気が感じられるようにしたい。私にとってもやりがいのある試みでした。

インタビューとテキストは佐藤季代さん。撮影はしばらくぶりの来田猛さん。訳あって撮影に2日間もかかってしまいました。お二人の丁寧な仕事には感謝しかありません。

庭の植物は元々あった樹木を整理しつつ、クライアントさんの好みの植物を新たに植え手を加えています。あと数年すると自然に馴染みそうな気配がします。家も庭も時間をかけてゆっくり育んでいくことでしょう。

nasushiobara flat

那須塩原市のマンションのリノベーションが竣工しました。新築一戸建てでの計画から始まり、紆余曲折あってマンションリノベに。クライアントさんとは長いお付き合いになりました。

LDL・ベッドルーム・水廻り・W.I.C.・エントランスに隣接したフリースペースのシンプルな間取り。建具を全て引込み戸にして、風通しをよくしました。
廊下には洗面カウンターや本棚を造作しています。


間仕切り壁と天井はラワン合板を張り、わずかにグリーンがかった淡いグレーで塗装、寝室はオイルで塗装。界壁はモルタルで仕上げています。床はモルタルの色に近いリノリウム張り。繊細な色のトーンが気に入っています。

照明をつけると違ったムードになります。
リビングダイニングには、ビンテージのガラスシェードのブラケットと2つのペンダントBerner PantonのFlowerpot pendant(青い方)・Gustaf WestmanのCurly lamp(緑の方)。ビビッドなカラーがいいアクセントになっています。

chigasaki flat

茅ヶ崎市のビンテージマンションのリノベーションが竣工しました。
元は2部屋だった間取りを伸びやかなワンルームに作り替えました。延床面積120㎡。遮るものがほとんどないので広ーい!

ここで提案したことが2つあり、ひとつは浴室の位置を移動して、ゆったりとしたエントランスとパウダーコーナーを作ること、もうひとつがタイルの柱をつくることでした。

そのタイルの柱のグリーン&ホワイトのグラフィカルなタイルは popham design のタイル。クライアントさんが個人輸入されました(「すごく大変だった!」そうです)。セメントタイルという無釉薬のクラフトタイルで、経年変化で味わいが増すらしい。
壁と天井もこのタイルからイメージして淡いクリーム色に塗装しました。

パウダーコーナーのボルドー色の壁はクライアントさんによるDIY。移動した浴室とウォークインクローゼットを間仕切るルーバー建具は既存の建具を塗装して再利用しています。

角部屋のためたくさんあるアルミサッシはカバー工法で性能の良いサッシに取り替えて、外壁廻りの壁には断熱材を充填。住環境性能も大きくアップしました。

旅行が好きなクライアントさんが旅先のホテル、Airbnb、街角のレントランやカフェから得たインスピレーションをもとにしたタイルや壁紙や建具のディテール。
トイレのテーマはブラジルです。

照明たち。
ビンテージの照明をポイントに選んでいます。

 

koganei house

小金井市で進めていた住宅が竣工しました。
遊歩道沿いの敷地で、緑が豊かな環境です。
元は1階だったLDKを2階に配置。以前にまして周りの景色を楽しめる家になりました。
外構工事が継続中で、テラスを作っています。1階の各個室から直接テラスに出られるようになります。

ダイニングの窓からは、春には桜が楽しめます。
延床22坪ほどのコンパクトな住宅なので、天井を高くして空間にボリュームを出しています。
リビングダイニングの壁は漆喰で仕上げ、水廻りにはモノトーンのクラシカルなタイルを張りました。

kunitachi house / renewal report

築15年が経った国立ハウス。
いよいよ外壁とスチールサッシのメンテナンスをすることにしました。
色を変えようと思っているので、この白い外壁も見納め。

足場が架かる。そこに足場があれば登らずにはいられないのが設計者の習性です。
外から部屋を見る視点が新鮮。
ソーラーシステムのために葺いたポリカーボネート(ガルバリウム鋼板の屋根と二重になっている)はやはりだいぶ劣化してました。

スチールの窓を取り外したところをプラダンで覆う。光が柔らかく差して、これはこれでいいような気がする。
窓を戻して外壁の塗装のために養生してもらったので、週末は窓が開けられません。

2週間ぶりに足場が取れて、部屋が明るい!
スチールサッシは SAT PRODUCTS のフックやブラケットのミドルグレーで塗装。壁もそれに近い色にしました。2段階ほど暗い色にしたのだけど、印象はそれほど変わらない(すでに見慣れてきた)。

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