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itsuzo

9月1日にオープンした、いつぞ パン
お店作りに関わったみんなで楽しみにしていた日がついにやってきた。

素材にこだわり丁寧に作られたパンや焼き菓子、日本各地から選りすぐりのグローサリーが並ぶ。お店の片隅に小さなカウンター、屋外の軒下にベンチ(大工さんの休憩ベンチを譲り受けたのが馴染みすぎてる)もあります。
小さいけれど良いエネルギーのぎゅっとつまったお店になりました。

お店の内装と外構は関田孝将さん 
金工から木工、左官までなんでもできちゃう関田さんの仕事を近くで見れたのも至福でした。センスの良さと作る人ならではの合理性を合わせ持つ稀有な作家さんです。

残念なのはうちからちょっと遠いこと。近くに住みたい‥。

設計 straight design lab
店舗内装・外構 関田孝将
パンいつぞデザイン 田中サトミ
新潟県産材(東蒲杉)木材 坂詰製材所
施工 山崎工務店

Light / SAT. PRODUCTS

Light E26 / Light E17 を SAT.PRODUCTS のホームページにアップしました。

もう1ヶ月ほど前になりますが、磁器のシェードを依頼しているセラミックメーカーさんで工場を見学させていただいた。
実はこのシェード、ひとつひとつ丁寧に手作業で作られています。内側の成形は熟練の職人さんが担当されて、コンマmm単位の精度で作られています。外側を成形して乾燥させて釉薬をかけて炉に入れて高温で焼成。全ての工程で細やかに品質管理しているため、ほぼロスがないのだそう。作る過程で無駄が出ないという話が聞けたのも嬉しかったことのひとつです。

クールなようでじんわりと温かみのある、そんな照明ができました。

kunitachi house 3

国立で住宅のリノベーションが竣工しました。築40年以上になる鉄筋コンクリート(RC)造の住宅のフルリノベーションです。

古いRC造の持つ独特の存在感に合わせて、リビングの両開き窓をスチールで製作しました。網戸をすっきり納めたくて部屋内側に引き込み式にしています。

時間と共に変化する光がきれいでした。

国立ハウス3ではリビングの照明にドイツのビンテージ照明を使っています。京都のARUSEさんに相談して選んだ照明たち。
Lindnerの小ぶりなガラスカバーの照明は、ARUSEさんのアドバイスで調光式にしました。明るさを絞った時のほのかな光がすてきです。

ome house

先日、青梅で進めていた住宅を引き渡しました。
築200年になる住宅の建て替え。既存の建物の煤で真っ黒になった立派な梁と柱を、新しい建物で一部利用しています。その他の古い構造材や建具も引き取られて再利用されるのだそう。

古いもの/新しいもののあり方について考えさせられるプロジェクトでした。

譲り受けた木材は、LDKの梁と柱に再利用しています。古民家(‥も嫌いではないのですが)に寄せすぎず軽やかにすっきりとまとめ、ガラスのパーティション・スチールの階段・オーナーがセレクトしたビンテージの照明などのディテールでその間を繋ぐようなイメージです。
古民家の改修や移築が得意な工務店に工事を請け負ってもらい、大工さんの手加工で丁寧に仕上げてもらいました。

ORIGEN

大阪で骨董・美術品を扱うORIGENのリノベーション。ようやく竣工しました。

印刷所の倉庫・事務所だったというシンプルな建物の、1階の一部をショールームのようなスペースに、使っていなかった3階を展示やイベントのためのスペースに改装しました。
天井の高い1階には高さ3mの大ぶりなスチールの建具を製作。オーナーが収集した古いガラスを嵌めています。ゆらゆらとした質感がたまりません。

古いものもモダンなものも受け入れられる懐の深い場所になりそうで、今後の展開が楽しみです。

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