an autumn day
- 2013.10.27
- 日々のあれこれ
デュッセルドルフの友人と別れ、最後の訪問地ベルギーのブリュッセルへ少し立ち寄りました。デュッセルドルフから電車で2〜3時間程度で到着。
街の中心のグランプラス、古いアーケードや入り組んだ石畳の残る街路。建物や地区の保存の仕方が洗練されている。
観光ルートから少し離れると、落ち着いた魅力的な町並みが広がります。
グランパレスからさほど離れていない友人おすすめのレストランで、最後に豪華なランチをと、うきうきしながらたどり着くと「closed」の張り紙‥。運悪くちょうど1ヶ月間の夏期休暇に入ったところでした。観光シーズンのど真ん中にどーんと休んでバカンスを楽しむなんて‥期待が大きかっただけに残念でしたが、なんだか少し愉快です。
結局、通りかかった感じのいいビストロで美味しいランチにありつけ、一緒になった地元のおじさん・おばさん集団と交流したりして、楽しい時間を過ごしました。
人も街もおおらかで余裕が感じられるブリュッセルでした。
おしまい。
大学時代の友人の住むデュッセルドルフに遊びに行くという話が、そもそもことの発端でした。大いに寄り道をして、気がつけば旅行も後半です‥。
デュッセルドルフでは、友人家族の住むアパートメントにおじゃましたり、近所のマーケットや中心街を案内してもらったり、少し郊外にある古城跡にピクニックに行ったり。ドイツ暮らしの一端を見せてもらいました。
それから、日帰り旅行でエッセンへ。
デュッセルドルフから電車を乗り継いで小一時間。産業遺産ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群のある、ルール工業地帯で栄えた工業都市。遺産群の敷地内にはSANAAが設計したデザイン学校もありました。
‥が、今回のお目当ては、一緒に行った友人の熱烈な希望で、マルガレーテンヘーエ陶器工房でした。
美しいフォルムの器。工房のディレクターである陶芸家、李英才(リ・ヨンゼ)さん穏やかな人柄。緑が豊かで、隅々まで手入れの行き届いた静謐な工房。
すべてが調和していて、今思い出しても夢のような場所でした。
もう少し、ベルリンについて覚え書き。
日曜日のスーパーマーケットは激混み。
街の中にカフェが多いこと。
通りが広く、大きく成長した街路樹が枝を広げて木陰をつくり、カフェやレストランの前にはテーブルとイスが並べられる。
みんなテラス席が好き。
古いアパートが大事に使われていたり
倉庫のような建物が、お店にコンバージョンされていたり
高架下がその雰囲気をうまく残しながらブックストアやビオスーパーに利用されていたり。
ぶらぶらと歩いているだけで発見があって楽しい。
犬がお利口。そういえば、街角でネコは一匹も見かけませんでした。
おばあちゃんがおしゃれ。
名残惜しいベルリンを後に、友人の住むデュッセルドルフに向かいます。
日曜日は一日蚤の市を楽しみました。
週末には大小様々な蚤の市やフリーマーケットが開催されています。扱う商品もそれぞれ特徴があるようで、行きたいところはたくさんありましたが、アルコナプラッツの蚤の市、ボックスハーゲナーのフリーマーケット、最後にオストバーンホフの蚤の市にちらっと立ち寄りました。
食器や金物やら
看板や家具はさすがに持って帰れなさそうですが、
東ドイツのインダストリアルな照明器具は、悩んだ挙げ句に買ってしまう。この先移動するたびに少し後悔しました‥。
近くの公園やカフェで、休日をのんびりと過ごす人たち。
休憩のお供はやっぱりコレ。暑くて、疲れていて、いい買い物に気分をよくしているシチュエーションでは他に選択の余地はありません。
我が家で活躍中の、件の照明。
帰国した翌日からすでに「また行きたい!」と思ったベルリン。もしももう一度行くことがあれば、その時も必ず週末をゆっくり過ごせるようなスケジュールにしようと思う。