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なんでもない日常のなかに、どんな景色があるのだろう。6

気がつけば展示会が終わって約1週間が経ってしまった。

最終日は台風の影響の大雨でどうなることかと思いましたが、終了間際まで駆けつけていただいたことには本当に感謝でした。

深夜までかかって撤収も終了。おかげさまで無事会期を終えることができ、ひとまずほっとしています。

‥そうそう、家具の話でした。

家具はすべてcamp / 大原温がデザインしたのですが、その考え方に共感しましたので少し紹介させていただきます。

今回作りたかったのは自分が使いたいと思うような収納家具です。シンプルだけど存在感があって、使いながら手を加えることもできる家具。

そこでたどり着いたのが、スチールのフレームと木の造作の組み合わせです。スチールで大きな枠組みを作って、木工で造作する。これならアレンジがいろいろとできそうです。

例えば、引き出しをスチールフレームから吊ってみたり

オープンのボックスをフレームの上に載せてみたり

棚板をガラスにして飾り棚にしてみたり

この菱形の線は‥

カードが立てられます!(ちなみにカードはwinged wheelさんのもの)

他にも、例えば手持ちの家具や既製品と組み合わせるなど、アイデア次第で使い方が広がりそうです。

これからも展開させてみたいと思ってる家具のシリーズです。

なんでもない日常のなかに、どんな景色があるのだろう。5

展示会もいよいよ明日でラストです。長いような短いような‥。

今回の展示会はOZONEサポート展という企画で採用していただいたのですが、まさにたくさんの方々に「サポート」していただいた展示会でした。

企画の段階から惜しみなく協力していただいた江戸堀印刷所のオカさんとオノさん。寝る間も惜しんで素敵なグラフィックを作っていただいた上、会場構成にまで立ち会っていただいたヤマノさんとスタッフのセキダさん。担当をしていただいたOZONEのアンドウさんとデザイナーのイケウチさん。協賛していただいた小原工業さん、根口木工さん、コエドさん。

感謝です。

そして連日の暑さの中、来ていただいたみなさまにも、「サポート」していただきました。ありがとうございます。

大阪から来てくださった大原と東端の大学の恩師ヤマウチ先生。大原と東端それぞれの師匠ナンバさん、イリエさん、イノウエさん。オープニングパーティに集まってくださった先輩や友人の建築家、デザイナー、大学時代からの友人。オープニングパーティには来れなかったけどと、忙しい合間を縫って見に来ていただいたみなさま。数年ぶりに会えた友達。私たちの展示会のために遠くから来ていただいたみなさま。偶然通りがかって足を留めていただき、言葉を交わせたみなさま。

貴重なご意見をたくさんうかがいました。ありがとうございます。

そうそう。肝心の家具の話がまだでした‥。

no.6に続きます(おそらく)。

なんでもない日常のなかに、どんな景色があるのだろう 4

OZONE展も折り返し地点を過ぎました。梅雨明けと同時にスタートしてしまい、連日溶けてしまいそうに暑いのですが、そんな中来ていただいたみなさまには本当に感謝です。

さて、展示の内容を少し紹介いたしましょう。今回ストレートデザインが展示しているものは「印刷物」です。なんでかと聞かれれば好きだからとしか答えられないのですが‥。

日常をキーワードにしたイメージを10種類の印刷物にしました。実物大のモノの断片を家具の中に点在させて、展示空間の中に日常の風景を再現できないかという試みです。あえて荒く印刷することでモノが匿名化することを意図しました。

‥ええと。わかりづらいですね。つまりは「かっこいい」と思っていただければ90%は成功ってことで‥。

今回もDMと同様に印刷は江戸堀印刷所×グラフィックデザインはヤマノさんという、すばらしく贅沢な布陣で、すばらしく贅沢な印刷物を作っていただきました。

10種類の印刷物はどれも一癖ある10種類の紙に、それぞれ違う設定で印刷しています。例えばスニーカーは鮮やかなエメラルドグリーンの紙にかなり荒めの線数(荒さ)で、タイプライターは漫画週刊誌(ジャンプとか)で使っているような用紙にそこそこの荒さの線数でとういうふうに。しかも10種類中9つは特色(インクを調合して色を作る)なので、発色がとてもきれいです。

ボール紙(地券紙というそうです)にシルバーで印刷したもの。デザイナーの方に人気です。

10種類中唯一のCMYK(インクジェットプリンターでもおなじみの、青・赤・黄・黒)。よく見ると4色のドットが見えます。

蛍光ピンク×水色で岩波文庫の表現ができてしまうのが不思議。ヤマノさん天才。

10種類の中で一番線数が荒いメガネ。ちゃんとメガネだとわかるのが面白い。

会場に散らばっている印刷物は、家具を見ながら集めてもらってクリップでまとめてプレゼントしています。数に限りがありますので、気になってしまった方はお早めに。

一枚だけ貼っているポスター。窓の大きさもやっぱり実物大。

なんでもない日常のなかに、どんな景色があるのだろう。3

OZONE展が始まりました。

初日の1人目のお客さんは、たまたま仕事で来ていた私の弟(from京都)でした‥アリガトウ!

明日8日には、ささやかなオープニングパーティをしますので、お時間があればぜひ遊びにきてください。お待ちしています。

coffee

余裕のない時こそ必要なのはコーヒーブレイク。久しぶりにコーヒーの話です。

普段はドリップコーヒーを飲んでいますが、ベトナム式のコーヒーも好物です。とろっと濃くいれたコーヒーに、コンデンスミルクと氷をたっぷりいれたカフェスアダ(アイスミルクコーヒー)が特に好きで、ベトナム土産にいただいたコーヒー豆はあっという間になくなってしまった。

こちらもいただき物。ハワイのコーヒー豆のようです。派手な紫色のパッケージがかわいくて捨てられません‥。

豆は少し小粒で深煎りぎみ。味のしっかりした美味しいコーヒーでした。こちらもあっという間に飲んでしまった。

6年間使ったコーヒーミルをやっと新調。悩んだ末、結局同じものにしました。左が6年前ので右が新しいもの。少しマイナーチェンジしていて背の高さが違う。取っ手の角度が違うのは6年間毎日使い続けて変形してしまったからです。気持ち均質に挽けるような気がします。

ドリッパーも新調。違いは一目瞭然ですね‥。

今日は大学時代からの友人であり建築家である、super sketchの前田玄さん・丹羽晶さん主催のトークイベントで大原がしゃべるというので、つくばまで行ってきました。建築やデザインの関係者、筑波大学の学生さん、ご近所の方(‥だと思っていたら、実は大学の先生だったことが発覚した方がいらっしゃたり‥)、前田さんと丹羽さんのおかげで30名以上の方に集まっていただいた。会場は彼らが設計した中華料理店で、おいしい中華をいただきながらの楽しい会でした。

さてさて。そろそろコーヒーブレイクを切り上げて、展示会のラストスパートしなくては‥。

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