Journal

lighting and hardware

照明と金物は見つけると買わずにはいられない2大アイテムです。もはや仕事なのか趣味なのかわからなくなってきた。

ドアノブは、ステンレス製のデッドストック。カギが3本付いている!
取手も古い鋳物。素材は何だろう?真鍮もいいけどシルバーも好き。
どちらも大阪のつむぎ商會さんで見つけました。

グレーの琺瑯ペンダントはgeneral viewで見つけた、ビンテージ・未使用・ドイツ製。どストライク。
ブラケットは、東京蚤の市にて群馬のmonterさんで見つけた。絶賛工事中の住宅で使うことになりました。

いざ使いたい時に探してもなかなか見つからないので、これはと思うとつい手に入れてしまう。結果似たようなストックが増えてしまいます‥

H.works / LiVES

photo by Takeru Koroda

H.worksが雑誌「LiVES」vol.108, December-January, 2019-2020に掲載されました。
職住近接の暮らしをテーマにした特集「わが家でショップ始めました」で「郊外の一軒家から伝える器のある豊かな暮らし」と紹介していただきました。

どの器も凛として美しいのですが、けっして器が主役ではなく盛り付けたお料理を引き立ててくれるのがH.worksで扱われている器の魅力。店主のインスタではお料理を盛り付けた写真が見れますが、その美味しそうなことといったら‥。お料理上手な店主が丁寧に選び使い込まれた道具が整然と並べられたキッチンや、私物の器がぎっしりと並べられたパントリーは、H.worksの好きな場所です。そんな普段公開されてない裏方のスペースも紹介していただきました。

取材の後は、編集者さんやライターさんもお買い物タイム。素敵な器は危険ですね‥。
書店で見かけた時にはぜひ手にとってみてください。

おまけ。
ここしばらく小春日和が続きますが、冬に備えて植物を取り入れました。手前のゴムの木が育ちすぎていよいよ限界です‥。
今年は庭の柚子が豊作。

urawa house

photo by Akira Nakamura

worksに浦和ハウスを追加しました。

埼玉県の都市部にほど近く、利便性の良い住宅地に立地する住宅です。
街に開かれた場所のあるフレキシブルでおおらかな住まいにしたいというのがオーナーの希望でした。

1階には建物の奥行きいっぱいに大きな土間を設け、階段・洗面台・ バスタブなどを配置し、明るく風通しの良い多目的なスペースをつくりました。子供のスペースとしてこもり感のある一部屋と、将来2部屋に分けることも想定したオープンなスペースを設え、子供の成長に合わせて変化する場所としています。

2階は三角屋根そのままの形をした天井の高いほぼ一室の空間に、リビング・ダイニング・キッチン・寝室を兼ねた和室のコーナーを配置しています。中心にある吹き抜けがほどよい距離感をつくり、冬には薪ストーブの暖かい空気を家全体にいきわたらせます。

ちょっとマニアックに土間のディテールを紹介。エントランスは靴底についた砂やホコリを室内に持ち込まないようにわずかな段差をつけています。ところどころに真鍮の目地を入れてひび割れが生じにくいように。壁の目地ともバッチリ合っていますね!

インタビューはお馴染みの佐藤可奈子さん。写真では説明しきれない空間や時間の流れが佐藤さんのテキストとディレクションによって補われています。
写真は中村晃さん。上の写真のようなマニアックなポイントもしっかりとおさえてくれるのが嬉しい、頼れる存在です。
撮影&インタビューの日はご家族のみなさんリラックスしてお付き合いいただいて、日々の暮らしを垣間見させていただきました。小さなお子さんが思いきり走り回れる土間や、オリジナルで作った直径150cmの大きな丸テーブルが大活躍だったのも嬉しかったです。

玄関を入って土間を巡って、階段を上ってダイニングへ‥と、まるで家の中を歩きながら体験しているようなレポートになりました。ぜひ楽しんで読んでください。

october

10月のとある日に、ぽっかりと予定が空いた勢いで箱根に行きました。
温泉に入って美味しいご飯を食べて本を読んで寝て‥のローテーションの夢のような時間。

帰りに鎌倉に寄り道し、久しぶりにレンバイへ。レンバイにあるパン屋さんパラダイスアレイに寄ったら、朝に宿で食べたパンと一緒でした。ここで作ってたのか。どうりで美味しいはずだ。ロングトラックフーズがレンバイに移転してたのも知らなかった。やっぱりいいお店。

家を出て帰ってくるまで24時間の小旅行でしたが、気持ちのいい秋の一日を満喫しました。

おまけ
旅行に持って行ったのはエドワード ホッパーの絵画を題材にした短編集の「短編画廊」。ここしばらく読んだ中で一番のお気に入りです。

utsunomiya house

photo by Takeru Koroda

worksに宇都宮ハウスを追加しました。

宇都宮ハウスは2009年に竣工したので、今年でちょうど10周年となりました。竣工した年に生まれたお子さんは小学生に成長し、庭に植えたアオダモとシラカシはすっかり立派に成長しました。

10年が経てば外壁は色褪せ、デッキは痛み、白かった壁の汚れが目立つのはやむをえないことですが、庭の植物を丹念に育て、子供の成長に合わせてしつらえを整え、フローリングや家具をメインテナンスしなが育てることで経年変化が魅力になるところもたくさんあります。
変化に対応できる計画をしておくことや、構造や環境性能など変わらないところをしっかり計画すること、経年変化を想像して素材を選ぶことはもちろん大切ですが、日々愛情をもって暮らすことなくなし得ないなあと、宇都宮ハウスの10年間を経験してつくづく感じました。

写真はおなじみの来田猛さん。なぜか撮影の日は天気に恵まれませんが、来田さんの手にかかればそれもネガティブな要素にならないのが頼もしいところです。
テキストと編集は佐藤可奈子さん。佐藤さんには新築の頃に雑誌の取材をしていただきました。10年ぶりに再会した宇都宮ハウスはどうだったのか。少し長いテキストですがぜひご一読いただきたいです。
新築時よりも10年後が良くなる家が作りたいというのが目標で、10年後のレポートはどうしても叶えたかった企画でした。リクエストに快く応じてくださったオーナーに感謝です。

次の10年間‥となると、もしかするとお子さんは巣立っているかもしれませんね。またレポートできたらいいなあと思います。

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