nara
- 2010.08.02
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日曜日、ぽっかり予定が空いたので、奈良へ行きました。
まずは唐招提寺へ。寺院(正確に言うと、仏像)に興味を持ち始め、熱心に奈良の寺院(仏像)を見て回っていたまさにその頃、大改修のためこの先10年間閉鎖されることになり、ぎりぎり拝観できませんでした。その時果てしなく未来だと思えた10年という歳月はいつの間にか過ぎていました。10年後(現在)の私は少し周りを見る余裕もでき、建築、空間にも大いに興味をひかれました。仏像だけでなくこの時代の建築は大らかでのびのびしていて実に気持ちがいい。不勉強故なぜそうするのかと不思議に思っていた屋根の反りも、そうでなくてはね、と感覚的に納得してしまう。
もう一つは、奈良在住の友人に勧められて見に行った、興福寺の国宝館。リニューアルされて美術館のようです。展示が格段と良くなっていました。一番の違いは、展示物(仏像)との間にガラスがなくなったこと。ガラス越しに見る仏像には常々違和感があったので、文句なしによかったです。照明もよかったです。いろんなお寺の宝物館を見ましたが、残念な展示が多すぎます。今後こういうスタイルが増えるでしょうね。そうであってほしいです。
奈良と言えばやっぱり鹿。
木々の間を歩いていても、
東大寺の参道で呆然としていても、
鹿せんべいの売店の前で客待ちしていても、愛すべき存在です。