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hanno house

もう先月の話になりますが、飯能の住宅が竣工しました。
川沿の道から少し入ったところにある敷地は見晴らしが良く、爽やかな風が吹き抜けます。

柔らかいグレーの外壁にダークブラウンの板金、製作した木製の建具が印象的な外観は初めて挑戦した組み合わせでしたが、クールすぎず暖かすぎもしないちょうどいいニュートラル具合で、足場が取れた時には嬉しくなりました。

引越し後に訪れると、古道具が好きなオーナーがひとつひとつ丁寧に選んだ家具や道具がセンス良く配置されていました。家の設計をする前から準備されていたというアメリカ製のガスコンロ、オーナー馴染みの古道具屋さんで手に入れた古いガラスを嵌めた内窓や欄間、パーケットフローリングを張った床や階段、淡い黄色のタイルの浴室など、少し懐かしいテイストを取り入れたディテールともぴったりでした。

スーパーできる現場監督さんと大工さんをはじめとした腕のいい職人のみなさんに担当していただいたおかげで驚くような精度で納まり、隅々まで気持ちがいい。感謝しかないです。

春は桜並木、初夏は涼しげなせせらぎを感じる川沿いの遊歩道も素晴らしく、半年の現場通いですっかり飯能が好きになりました。

少し涼しくなった頃に外構にも着手されるそうで、それも楽しみです。