オープンハウスのおしらせ
- 2013.02.22
- Other
最後に進行中のプロジェクトを駆け足で紹介させていただきます。
神奈川県で進めている住宅は内外装の大工工事が進行中。少しずつ完成の雰囲気がつかめてきました。
東京の住宅は基礎ができたところで今年は終了。年明け早々に上棟します。
群馬県の住宅も着工し、基礎工事を進めています。こちらも来月には上棟する予定です。
家具のcampと共同で、東京のマンションの内装のデザインにも係らせていただきました。お施主さんから支給の古い建具をアレンジしてインテリアのアクセントに使っています。ちょうど年末で工務店の工事が終了し、これから少しDIYをおこないます。
近所の古道具屋さんのプロジェクトにもcampと共同で取り組んでいます。こちらでも写真のカウンターほか、オーナーから支給していただいた古い家具や建具を取り込みつつデザインしています。来月いっぱいの竣工を目指しています。
振り返ってみて、今年はいい出会いに恵まれた一年だったと思います。星の数ほどある設計事務所のなかからストレートデザインに依頼をしていただいたお施主さん、時には厳しい条件であっても快く引き受けてくださる工務店、現場監督さん、職人のみなさん、いつも適切にサポートしてくださる構造のタカミザワさん、ピンチの局面を何度も助けていただいたタカタさん。京都の現場ではキタガワさんにどっぷりとお世話になりました。そして人使いの荒い私に文句をいいながらもいつもつきあってくれる公私でのパートナーであるダンナさま。
あらためて感謝です。
設計はチームワークの仕事だと実感するとともに、これからもいい関係を築けるように与えられた役割を全うしたいと思います。
みなさまよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
(前の投稿から続きます)
次は京都のI house(仮称)です。ダイニングキッチン、リビング、深い軒のある土間、庭へと連続的につながります。
エントランスには、かつてはお寺の梁材だったという古い松材の敷台があります。これは施工を担当していただいた十間舎の山田さんのこだわり。
階段は材木店の倉庫に眠っていたラワン材を掘り起こしてきてたそう。これも山田さんのこだわりです。
偶然にもI houseでもアメリカンスイッチを使っています。こちらはシャープなステンレス製のプレートです。
こちらでもカーテンレールはオリジナルで製作させていただきました。初めてダブルレールの仕様です。白く塗装しました。
美術大学出身のご夫婦のこだわりは蛍光灯。アトリエはもちろんダイニングでも素っ気ない蛍光灯を使っています。この割り切り方は清々しくてかっこいいと思いました。
軒下には所狭しと植物が!
2012年も残すところあと1日となりました。みなさんにとって今年はどんな年でしたか?
なぜか本業の話題が少ないストレートデザインブログですが、最後くらい設計の仕事の話で終わりたいと思います。この一年間、ご縁があっていくつかの住宅と内装の設計に係らせていただきました。竣工したのは千葉のT house(仮称)と京都のI house(仮称)。どちらも床面積が20坪ちょっとの住宅です。ご希望をうかがいながら細かい仕様を決定したのでそれぞれのカラーが反映されたように思うのですが、出来てみると双子のような家だなと不思議に思うところも。そのあたりも対比しながら紹介させていただきたいと思います。
まずはT house。エントランススペースはスタディコーナーを兼ねた土間で、ダイニングキッチン、リビングへとつながります。
オーナーのこだわりのチーク・ヘリーンボーン張りの床。オイルがしっかり塗り込まれて存在感のある床になりました。
エントランスのドアはスチールで製作しました。これもオーナーたってのご希望で実現しました。
こだわりの3つ目はアメリカンスイッチです。この住宅で初めて使いました。いえ‥白状すると知らなかったのですが、パチンという感触が癖になりますね。質感のある陶器製のプレートです。
オリジナルで製作したカーテンレールです。T houseでは黒色のスチール金物をアクセントにしています。