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hopeless grey

那須塩原の仕事の帰りにちょうどいい新幹線がなかったので、宇都宮線、湘南新宿ラインを乗り継いでのんびり戻りました。中途半端な時間帯で車内が空いていたので4人掛けのボックス席を独り占めして、鞄に入れていた本を読む。
スウェーデンを拠点とするガラス作家の山野アンダーソン陽子さんの「ガラス」。

現場で色について考えていたところだったので「ホープレスなグレー」という言葉に目が止まった。
京都で生まれ育った私にとって、曇天続きの京都の冬は「ホープレスなグレー」でしかなかったけれど、北欧のホープレス度はそんなもんじゃないんだろうなと俄然興味が湧く。寒いのは超苦手だけど見てみたい。

共同して進めているプロジェクトでアーティストに翻弄されて、そこ怒るところだよねっていう場面でも思わず笑えてしまう山野さん。同じようなことを言っていた大学時代の友人を思い出した(しばらく会ってないけど元気にしてるかな)