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現実か記憶か

昨日、今日と京都へ行ってきました。

お施主さんとの打ち合わせが目的だったので、移動中の市バスから町を眺めるのが唯一の観光でした。建物や店が変わって街並が少しずつ変化しているのを発見したりする。

保健所での打ち合わせが終わったのはまだ夕方前で、珍しく時間に余裕があったからだと思う。駅に向かう途中で通りかかった三十三間堂前で、修学旅行の学生がわらわらと降りていくのを見て、ふと寄り道しようかと思いつく。それならもう少し先の東寺で久しぶりに仏像を見ようと思い直して結局通り過ぎたのだが、もう少し先にあるのは東寺ではなく東本願寺だったことに気がつく。

記憶はどんどん曖昧になってゆく。変化したのは実際の町なのか記憶なのかどちらだろう。少々不安になってきた。