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Stove

東京で雪が降った翌日。玉川学園ハウスのお施主さまから、かねてよりリクエストしていた「薪ストーブを囲む会」にお招きいただきました。

エントランスドアを開けると目の前に赤々と火が燃える暖炉がお出迎え。いきなりテンションが上がります!

薪ストーブのある住宅の設計は初めて。玉川学園ハウスではお施主さまの強い想いから実現しました。建物との絡みも多いのでサポートはしましたが、ストーブの選定から手配までお施主さま主導でしたので、ストーブに関しては教えてほしいことばかり。使い方から感想まで質問攻めしてしまいました。

一口にストーブといっても、燃料が薪なのかペレットなのか、方式が輻射式なのか対流式なのかによって扱い方も体感も違ってくるそうです。
玉川学園ハウスでセレクトされたのは輻射式の薪ストーブ。ストーブの近くでは焚き火のような暖かさを感じます。

ストーブを土間に設置したのは汚れや傷が気にならず大正解だったそうです。
夏はひんやりと気持ちいい土間ですが、冬はストーブがあることで自然と人が集まる場所になります。

ストーブの熱は吹き抜けを上って2階にも行き渡り、2階で補助暖房は要らないそう。2階の床までほんのりと暖かく感じます。

上面は煮込み料理に最適。ルクルーゼやストウブなどの鋳物の鍋との相性は抜群だそうです。熾火(おきび)になってから直火で調理するのもキャンプ料理のようで楽しそうでした。
あじのある古い鉄瓶もよく似合っていました。

お料理はストーブで調理した煮込み料理をメインにいただきました。じっくりと煮込んだお肉が柔らかく、ワインが進みます。パンも直火でさっと表面に焦げ目をつけて。少しスモークしたような香ばしさが美味しかったです。

食後はストーブの前に戻ってコーヒータイム&カルタ大会。下にウールのラグを敷いて床座でまったり過ごしました。めらめらと揺らめく炎は見飽きず、気持ちまで暖かくなります。

あまりの心地よさと尽きない話にまたもや長居してしまいましたが、冬の夜の贅沢なひとときでした。