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kodaira house / 小さな平屋に暮らす。

書籍「小さな平屋に暮らす。」(山田きみえ編・平凡社)に小平ハウスが掲載されました。
郊外の住宅地や里山の比較的広い敷地に、あえて小さく建てられた平屋の住宅6例が、住み手の暮らしの風景とともに紹介されています。

木製建具との付き合い方を少しユーモラスに綴った「手のやける木製建具」から始まり、「虫と暮らす」「廊下の足音」「台所への思い」「部屋はいくつ必要か」「足し引きできる家」と章立てられた、小平ハウスのオーナーのエッセイがとにかく素敵です。
雑誌の取材などでインタビュー形式でお話をうかがうことはありましたが、自らの言葉で綴られた何気ない日常のシーンはそこで生活をする住み手にしか綴れない言葉です。不便なところも含めて愛情いっぱいに暮らされている様子に嬉しくなりました。

編集の山田きみえさんにお声を掛けていただいたのが一年近く前でした。庭の緑の綺麗な時期にと撮影は春になり、そわそわと待つことさらに半年‥。そんな丁寧な取材が感じられる一冊です。
「暮らしてみたい!」と思う家ばかり。書店で見かけた時にはぜひお手に取ってみてください。