湯河原フラット yugawara flat

おだやかな暮らし

築20年近くになるマンションのリノベーションです。仕事をリタイアされたオーナーが、気候も温暖な湯河原で新たな生活をスタートされることになりました。今回は生活が始まると多くの時間を過ごすことになる、リビング・ダイニングを中心にリノベーションしています。
古いマンションではよく見かけますが、このマンションでも配管が必要な水廻りの部分の床が他より10センチ以上高くなっていました。そこでまず始めに居室の床を水廻りに合わせ、床の高さをフラットにすることにしました。そしてダイニングとリビングの間仕切りを取り除き一室にすることで、部屋が広く、明るく感じられるようにしました。料理が得意なオーナーのためにキッチンを中心に据え、リビングとの間には十字の桟を入れたガラスで間仕切り、南の窓からの光を遮らないようにしました。部屋全体のアクセントにもなっています。
床には明るい色合いで板目のきれいなオークのフローリングに自然塗料を選んでいます。オリジナルで製作したキッチンもこれに合わせて素材を選びました。壁・天井は白に近い微妙なベージュ色に塗装しています。大きな面積の壁面からは無意識に影響を受けるような気がして、落ち着いたニュアンスになるように現場で何度も調整しました。おだやかでゆったりした時間が流れる場所になるといいなと思います。

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竣工 2011年4月
設計 straight design lab / 東端 桐子
家具デザイン・製作 camp / 大原 温
施工 スタジオエイト