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かみの工作所を見学


このところ印刷に興味があるのには少し訳があるのですが、9割は趣味かもしれません・・。

今回は立川にあるかみの工作所さんの工場見学に参加させていただきました。
平面や立体のクリエーターの方々と実験的な試みをされている面白そうな印刷屋さん・・という程度しか知らなかったのですが、今回見学させていただいて、様々な印刷・加工技術を持たれていることを知りました。
当たり前ですが技術があるからいろんな試みができる訳ですね。


工場の風景1・印刷をおこなうところ



大型の印刷機(左上)や1mm程度の極薄段ボールに印刷できる印刷機(右上)
厚紙に精密な印刷ができる機械や技術を持っている印刷屋さんはあまりないそうです。


印刷が終わると加工の工程へ
ここでは切り抜いたり、折り曲げるための筋をつけたりする加工を行います。



金属製の歯を切り取るかたちに組み、プレスします。(左上・右上)
曲線や複雑な細工も全てこの方法で加工するのです・・びっくり。(左下・右下)


小さな版は職人さんの手作業で対応するそうです。まさに職人技でした。
この他にもインクの色の調合など微妙な作業は職人さんの長年の経験や感に頼る部分もまだまだ大きいそうです。


工場の風景2・加工をおこなうところ


印刷し形を加工したものを、箱形に組んだりするのも専用の機械で行います。
見ていて飽きません。


その他、箔を押したりプレスして凹凸を付けたりする工程など、いろいろ見せていただきました。
日常なにげなく接している印刷物や紙製品が出来る仕組みを知り、今後見る目が変わってしまいそうです。

フレンドリーに迎えてくださった、かみの工作所/福永紙工のみなさま、コーディネートしてくださった国立デザインセンターのみなさま、楽しい体験をありがとうございました